雀の学校



    雀の学校 自由の広場


「君が代不起立」で受けた戒告処分・再任用取消の撤回を闘うN君の大阪府人事委員会第2回口頭審理が1月23日に開かれ傍聴に出かけた。会場は大阪南港に建てられた悪名高き「コスモタワー」にある府庁咲州庁舎の29階である。
この南港はその昔大阪湾の埋立地として干潟や草地が広がる渡り鳥の楽園だったところである。シギやチドリの仲間が数多く飛来してくるので双眼鏡と小林桂助著の鳥類図鑑片手に野鳥観察仲間のH君と足繁く訪ねたところである。1950~56に小林桂助氏による230回に及ぶ鳥類調査がなされ報告書が出ている。私も幾度か現地で氏と出会ったことがあった。今も一部が野鳥公園として残されているが55階のコスモタワービルを始め大きなビルがそそり立ち昔の面影は見るべくもない。
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コスモタワーで見かけた雀の学校の授業風景である。空気が綺麗なのか我が家の近くで見かける雀より毛並みが綺麗で首の白い帯の部分が目立ち可愛い生徒たちも楽しげに遊んでいるように見えた。
雀の学校に比べていま人間界の学校はそれは惨憺たるものである。日の丸・君が代強制に象徴される教育現場の荒廃は眼を覆うばかりである。戦前の教育に対してまともな反省総括がなされぬままに再出発した戦後の民主教育はいまや虫の息の状態である。不当な職務命令に対し「抗命権」が保障されていない日本はまた同じ誤りを繰り返すのではないだろうか。憲法に保障された思想信条の自由は絵に描いた餅で、教育現場では憲法違反の条例や規則それをもとに発せられる不当な職務命令が乱発されて、抵抗する良心的命令拒否者は否応なく処分で押さえつけられるのが現状である。人事委員会に不服申し立てをする傍ら裁判所にも提訴して争うことになるのである。学校は権力からの干渉や圧力から完全に独立していなければならないし、教育の自由が保障されない社会は不幸である。70年前の敗戦からの再出発に当たって過ちの分析と反省をしてこなかったつけを払わされているのだろう。多大な犠牲を払っていながらと悔やまれる今日この頃である。ナチス時代の反省から「抗命権」や「抗命義務」を確立したドイツを羨むのは恥を知る人間としては出来ないことながら、自由の広場に遊び学んでいる雀の学校を眺めつつ、負けられない闘いの明日を思い、自分に出来ることはなにかを考える冬の一日だった。
Commented by でめ奴 at 2015-01-27 00:06 x
可愛いですね! チイチイパッパ と歌っちゃいましたよ!
by kame0401 | 2015-01-25 17:57 | カメラの眼で | Comments(1)

人生二毛作を目指して・・・
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