イムレイの謎解き 画題をさぐる 群像ー1

         イムレイの謎解き  画題をさぐる 群像 (1)



         2年ほど前にこのイムレイの絵のことを、このブログで取り上げたことがある。そのときにこの絵を
         私蔵(死蔵)するより、しかるべき美術館に寄贈を考えていると書いた。 寄贈先を紹介してもらうべく
         頼んでいた人からの紹介で、先日H県立美術館の学芸員の方が4人で観にこられた。そのときの
         お話や新しく頂いた資料からイムレイの謎解きも一歩前進したように思われた。イムレイの嫁ぎ先
         探しがようやく動き出した今、もう一度このイムレイの絵のことを取り上げてみることにした。
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         このイムレイの絵は画題が不明である。持ち主だった義父はロシア未来派の絵だと自慢していたが、
         先の学芸員の話では未来派の画家ブリュリュークとはウラジオストックで接点があるが、彼を
         未来派といえるかは疑問だとの意見をお持ちの方もおられた。確かに展覧会の名前にも未来派
         の名を冠していない。この絵にはたくさんの顔が描かれているが、これはこの絵の画題を探る
         キーポイントになるに違いない。一体何人の顔がと数えてみると少なくとも22人描かれていることが
         判った。4回に分けて紹介しながら画題の謎を追いかけてみよう。
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         イムレイはハンガリー人で第一次世界大戦でロシアと戦い敗れ捕虜となりシベリアに送られて、
         そこで5年の間幽閉されて後、解放されウラジオストックから敦賀・東京を経てアメリカへ向かった。
         東京に滞在した大正9年(1920)のわずかな間にシベリア時代に描いた絵の展覧会をしている。
         しかし新しい資料によると、大正11(1922)年頃まで日本に滞在していた可能性が高く、そう
         なると義父がこの絵と出会ったのは先の展覧会だけとは限らないし、この絵が展覧会後に描かれた
         可能性も否定できないことになる。
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by kame0401 | 2014-12-10 14:30 | 私のガラクタ美術館 | Comments(0)

人生二毛作を目指して・・・
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