山の画帳

         山の画帳  下手の横好き


         老骨に鞭を打っての山行は、ザックの荷物をいかに減らすかが勝負である。若さは金で買えないが軽さは
         金で買えるとて山の装備には随分金をつぎ込んできた。そんな中でいつも悩みながらザックに忍ばせる
         のが画帳と絵具セットである。画帳もあまり小さなものでは駄目だとF3号(400g)を、絵具はコンパクトに
         詰め込んだ36色(200g)を。しかし最近は途中の休憩で画帳を開く余裕が体力・精神力ともになくなり
         実際描けるのは幾枚もない。しかしそれでも後悔しないためにザックに忍ばせていくのである。
         私にとっては、この書き殴りの絵の方がデジカメで撮った何百枚の写真より、捨てがたい味があるので
         ある。この絵を見るたびに、81歳の無謀登山を思い出すだろうし北穂高のあの感激が蘇えるだろう。
         再び登ることの叶わない北穂高も、私の画帳の中では永遠に私と共に居るのである。
d0156718_2015299.jpg

         北穂の小屋は展望が良い処で、滝谷の岩稜はもう少し下から描ければもっとよい構図になるのだろうが、
         恐ろしくて手も足も出ない。
d0156718_12525626.jpg

        北穂小屋の裏で滝谷の岩稜を描く、すぐ横から槍への縦走路がくだりキレットが真下に見える。
        最後の登りを終えた登山者が岩角からひょっこり顔を見せる。絵の出来はともかく幸せなひと時である。
d0156718_18352071.jpg
 
        梓川の畔から仰ぐ焼岳、いまは噴煙があがっていないように見える。今回の収穫は結局この数枚だけ。
by kame0401 | 2013-09-02 18:32 | 旅のつれづれに | Comments(0)

人生二毛作を目指して・・・
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31