2013年 05月 30日
万博公園の春
万博記念公園の春
1970年の大阪万博は半年にわたり、6000万人が訪れたと言う壮大なイベントだったが、近くに住みながら
私も家内も結局いちども観に行かないで終わった。当時は70年安保改定の問題から国民の眼をそらす
目的があるとか反対の空気もあり、更にみんなが行くなら私は行かないと天邪鬼な気持ちも手伝っての
ことだった。 いまは広い緑の公園になり、ときどき出かけているが、実に気持ちの良い空間で「太陽の塔」
だけが当時を思い出させるものである。あれからもう40年も経っている。
初唐の詩人 劉希夷(りゅうきい)(651-679)の有名な詩の一節を思い出す。 しかしこの作者は28歳の
若さで世を去っていることを考えると、その歳でこの詩を詠むとは驚く外ない・・・
私にも紅顔の美少年?だった頃があったのだ、そうなんだ!今は半死の白頭翁の私にも。
代悲白頭翁 白頭を悲しむ翁に代わる(抄)
古人無復洛城東 古人また洛城の東に無く
今人還対落花風 今人また対す落花の風
年年歳歳花相似 年年歳歳花相似たり
歳歳年年人不同 歳歳年年人同じからず
寄言全盛紅顔子 言を寄す全盛の紅顔子
應憐半死白頭翁 應に憐れむべし半死の白頭翁
此翁白頭真可憐 此翁白頭真に憐れむべし
伊昔紅顔美少年 伊れ昔紅顔の美少年
1970年の大阪万博は半年にわたり、6000万人が訪れたと言う壮大なイベントだったが、近くに住みながら
私も家内も結局いちども観に行かないで終わった。当時は70年安保改定の問題から国民の眼をそらす
目的があるとか反対の空気もあり、更にみんなが行くなら私は行かないと天邪鬼な気持ちも手伝っての
ことだった。 いまは広い緑の公園になり、ときどき出かけているが、実に気持ちの良い空間で「太陽の塔」
だけが当時を思い出させるものである。あれからもう40年も経っている。
初唐の詩人 劉希夷(りゅうきい)(651-679)の有名な詩の一節を思い出す。 しかしこの作者は28歳の
若さで世を去っていることを考えると、その歳でこの詩を詠むとは驚く外ない・・・
私にも紅顔の美少年?だった頃があったのだ、そうなんだ!今は半死の白頭翁の私にも。
代悲白頭翁 白頭を悲しむ翁に代わる(抄)
古人無復洛城東 古人また洛城の東に無く
今人還対落花風 今人また対す落花の風
年年歳歳花相似 年年歳歳花相似たり
歳歳年年人不同 歳歳年年人同じからず
寄言全盛紅顔子 言を寄す全盛の紅顔子
應憐半死白頭翁 應に憐れむべし半死の白頭翁
此翁白頭真可憐 此翁白頭真に憐れむべし
伊昔紅顔美少年 伊れ昔紅顔の美少年
by kame0401
| 2013-05-30 17:32
| カメラの眼で
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