2013年 10月 16日
世界の街角・ネパール
ヨーロッパの都市美は素晴らしいものがあり、絵になるなあと思うが、私はどちらかと言うとネパールや
インドの混沌とした景色の方が好きなのである。ネパールは何度も訪れているが、これは初めて訪れた時
のもので、見るもの聞くもの全てが新鮮で心躍る毎日だったことを思い出す。
カトマンズの街は何処を切り取っても絵になると思った。
古い木造の建物は歪みながらも、歳月が創り出した得も言われぬ雰囲気を醸している。
街角に佇む人々は物憂く景色に溶け込んで見える。
バクタプールはカトマンズ、パタンと共にそれぞれ王朝の都になったところで古い王宮の建物が
残っている。小高い丘に建つバクタプールの街を裏側から眺めたもので、これは1982年に訪れた
時のもの。
パタンの旧王宮
パタンの旧王宮
旅のつれずれに画帳を広げて街角を描く。鉛筆、油性インクのペン、水性インクのペンそれぞれに
味わいが異なるので面白いが本当は何時か筆を使って墨で描いて見たいと思っている。