千畳敷挽歌

             千畳敷挽歌       旅のつれづれに(12) 
       



         中央アルプスの千畳敷カールは、私の山仲間との思い出が詰まった場所の一つである。
        三沢岳の頂上には、中学以来の我らが山仲間の会「山馬蝗」(さんばこう)の記念プレートがある。
        この山馬蝗結成10周年を記念したプレートが、当時、伊那のオリンパスに勤めていたY君の勧めで、
        三沢岳の頂上に設置されてから、もう50年もの月日が流れた。       
        伊那にいたY君は、南アルプスや中央アルプスを、我が家の庭のように闊歩し、5月の連休に雪の
        北岳を、H君と三人で目指したことも、遠い昔となり、両人とも亡くなった今は、当時の話を共に懐かし
        むことも叶わない。
          
        三沢岳は、後に亡くなったH君の散骨をした処でもあり、素晴らしい場所を選んでくれたY君ゆかりの
        山である。
        今回は、両君を偲び三沢岳の記念プレートを目指したが、体調不良で早々に途中断念した。 
        稜線の極楽平より望む三沢岳は、眼界遥かに青く高く聳え、 千畳敷の晩夏は、80歳の壁を痛感し
        た旅でもあった。

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        三沢岳は、宝剣岳の裏に、縦走路から西に派生する尾根の先に聳える隠れた名峰である。
        アップダウンのある痩せ尾根のルートは、結構手強いものがあるが、頂上から360度の
        展望は実に素晴らしい。 

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        宝剣岳の左に続く巌稜、私は宝剣より此方の巌稜の方が好きで、絵になると思っている。

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        宝剣岳は、鎖場のある峻峰で、中央アルプスの顔の一つである。

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        初日は、千畳敷カールはガスが巻き、時々垣間見える宝剣の巌稜に心躍ることしばし。

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        宝剣の左に続く巌稜の魅力に魅かれて、何度か挑戦するも、なかなか大きさを捉えられない。
 
    
  
        山のスケッチは、若いころから何度描いても、何時も挫折感に打ち拉がれてきた。それでも懲りずに
        今日まで挑戦をしてきたのは、尽きぬ魅力が其処にあるからだけでなく、ヘタな絵でも、その時々
        の思い出を鮮明に遺してくれることに気が付いていたからだろう・・・・・・

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by kame0401 | 2012-09-22 12:20 | 旅のつれづれに | Comments(0)

人生二毛作を目指して・・・
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