旅の拾いもの

     旅の拾いもの     私のガラクタ美術館(15)

私の旅は何時も下を向き、何か面白いものは落ちていないかとキョロキョロしながら歩く。
以前にも、このブログで、旅の途中に、岩魚を拾った話を書いた私は、何しろ「拾い物名人」を自称して
いるのだから・・・

今回の拾いものは、イタリアの旅物語である。ローマは街中が遺跡というか、遺跡の中に街がある。
遺跡の中では流石に拾う訳にはいかないが、街の道端の瓦礫の中にも、気を付けて見ると、結構面白い
宝物が転がっていることがある。私のガラクタ美術館の収蔵品には、そうした旅の拾い物も含まれている。

只の拾い物だが、私にとっては、高価で綺麗なベネチアのワイングラスよりも、ずっとずっと魅力的で
最高の土産だと思っている。そして、想いは遥か古代ローマに飛び、これは、ジュリアス・シーザーからの
贈り物だと思うことにするのである。

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  素焼きの土器のかけらであるが、左は壺の取っ手のように思えるし、いずれにしても、古代ローマ時代
  に使われたものにに違いないなどと、勝手に想像を膨らませれば、夢も膨らむというものだ。

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  これは小さな石だが、石屑ではない。角をきちっとカットしているし、大きさからみても、これはモザイク
  模様に使われた石に違いない。きっと美女の湯浴みの部屋の壁のモザイク画に使われたに違いない
  となると、もはや妄想の世界である。
  
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  カラカラ浴場遺跡のモザイク模様である。途轍もなく大きなスケールの遺跡に立つと、これを建てた
  たった一人の権力者と、そこで働いた無数の奴隷達のことを想い、今更ながら唖然とするのである。
by kame0401 | 2012-05-26 10:00 | 私のガラクタ美術館 | Comments(0)

人生二毛作を目指して・・・
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