義父の遺したロシア未来派の絵

私のガラクタ美術館(12)

  義父の遺したロシア未来派の絵 <その1>


家内の父から、生前譲り受けたこの絵は永い間「謎の絵」であった。
義父によると、この絵は「ロシア未来派の絵」だということであったが、詳しいことを
聞かないまま、義父は平成2年に亡くなってしまい謎のままこの絵は遺された。

それからこの絵のことも忘れかけていた平成8年のある日のことである。
新聞のある記事に眼が釘付けになった。それは西宮の大谷記念美術館で「未来派の父」
露国画伯来朝記
という展覧会が開かれているというものだった。
これだ!と閃いて早速この絵をもって美術館を訪ね、学芸員の方に観てもらったのである。
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    「題名不明」  グァッシュ 紙  サイズ31.8×24.3


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ここで判ったことは、この絵はハンガリーのフランソワ・イムレイという画家のものだと
いうこと。そしてこの展覧会の主題であるロシア未来派の父と自称したブルリュウクが
来日した1920年に同じく来日して東京で個展を開いていることなどである。

学芸員のN氏の話では、イムレイの作品を観たのは初めてで貴重なものだとのこと、
後日、大学の先生と来訪されて、館報にも載せたいとの申し入れがあった。
こうして、イムレイに関する謎の解明は一歩前進したのである。

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                       絵に記されたイムレイのサイン

しかし、義父がこの絵をいつ何処で購めたのか、なぜこの絵を選んだのか、この絵をめぐる
謎はまだまだ闇の中で、解明の物語は次回に続く・・・・・・・・

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by kame0401 | 2011-11-04 09:05 | 私のガラクタ美術館 | Comments(0)

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