須田国太郎の素描に憧れて   舞台寸描(1)



          須田国太郎の素描に憧れて


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                                                    「三輪」


          私が「舞台寸描」と称して、能舞台のスケッチを始めたのは、
          もう10年も前になるだろうか。

          当時、洋画家須田国太郎の能・狂言素描を見る機会があり
          その巧みなタッチに、衝撃を受けたのを覚えている。

          よし、自分もと思い立ち、恐さ知らずに始めては見たものの、
          ド素人の私が、簡単にプロの画家のように描けるはずもない。


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                                                  「三輪」                                               

    
          でも、毎回やみくもに書きなぐるように鉛筆を走らせていると、
          時には面白いカットが得られることがある。
          その時の感触を思い返して、気がついたことがあった。


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                                                 「塗師平六」

          上手に描こうと思うな

          目は舞台だけをみて手元を見るな


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                                                   「梟山伏」


          画面で見ると、一筆描きのような描き方であるが、手元を見ないで
          描くと自然にこうなる。

          眠気対策で始めたのが、今ではすっかり嵌まって愉しみに。

          演者の一瞬の動きを捉えて、舞台の雰囲気を出すのは難しいが、
          須田国太郎の足元に、一歩でも近づきたい、そんな想いで・・・


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          須田国太郎の5000枚にも及ぶ素描は、現在大阪大学の図書館に
          寄贈され、電子化されたその映像は誰でも見ることが出来る。

          「須田国太郎 能・狂言デッサン」
          http://ir.library.osaka-u.ac.jp/web/e-rare/suda/



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by kame0401 | 2010-05-14 11:25 | 舞台寸描 | Comments(0)