2010年 05月 11日
「平家の紋・揚羽蝶」は吸水中? カメラは視た(4)
「平家の紋・揚羽蝶」は吸水中?
上の写真・吸水中のナガサキアゲハの姿を見て私は驚いた。
前回、「能面と面袋」の話しの中で取り上げた
平家の紋「揚羽蝶」のデザインそのものではないかと
「揚羽蝶のデザイン」は羽を半開きにし、肢を広げて踏ん張り口吻を伸ばす姿を
見事に捉えている。
普段蝶の口吻は渦書き状に巻きあげられていて、伸びるのは蜜や水を吸う時だけ、
昔の人は細部まで良く観察し、そしてそれを素晴らしい意匠に・・・
いやはや、感嘆の外なし。
家の近くの河川敷で、見つけたナガサキアゲハのオスで、小さな湧水を求めて飛来し、
吸水に夢中で、撮影は案外近距離まで接近可能。
私の子供の頃は、大阪で観ることが難しい南方系の蝶でまさに長崎アゲハだったのに。
それが地球温暖化の影響でしょうか、こんな身近で見られるようになるとは・・・・
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