絵手紙は心の絆に・・・・絵手紙春秋(2)

  

              絵手紙は心の絆になり得るか・・・・


         4月19日は、中学時代からの親友で、山仲間だったY君の命日です。
         亡くなったのは2002年だからもう8年になる。

         桜を見てからとの願いを果たして、彼は天国に・・・・・
         「 願わくば花のもとにて春死なん・・」 と詠んだ西行法師のように―

         桜の季節が巡ると、いつも彼のことを思い出す。
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         前立腺癌の長い闘病生活に入った彼を、東京まで度々見舞うことも
         できず、そこで、ふと思いついたのが絵手紙だった。
         夢中で、書き送っているうちに、7年の月日が流れた。
         彼も、毎日のように絵手紙を寄越すようになり、彼の奥さんによると交換
         絵手紙は1400枚にも達したという。

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                    彼は魚釣りが好きで、魚の絵が抜群にうまく
                    魚への愛がそのまま絵に・・

    
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                    私の絵は、根性が捻くれているから世の中を
                    斜めに見てしまう・・・

         
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         彼が「懐かしい友」と書いているのは、一番仲の良かった山仲間のH君で、
         彼より早く、やはり癌で亡くなった。
         このY君とH君との3人で5月の連休に、南アルプスの北岳に二年がかり
         で挑み、雪の頂上を踏んだ時の感激は今でも忘れられない。
         しかし、あの感激をいま共に語り合える友は、もはや誰もいない。

         この中央アルプス三の沢岳の頂上には中学・高校以来の山仲間で、
         悪ガキ結成10周年の記念プレートが取り付けられている。

         H君の散骨はその三沢岳に、360度の展望台からは南北アルプスの連山が・・・
         そしてY君の散骨は彼の希望で南アルプスの仙水峠に、そこからはあの北岳が・・・



         私が絵手紙を夢中で毎日のように出していたのは、もう8年いや、もっと昔の
         話だが、絵手紙だけは、今もY君の奥さんの手元と、私の処に遺されている。
         いや、一番大切に遺してくれているのは、彼の脳裏なのかも知れない。
                             
         いま、思い返してみると、お見舞いの文章は一枚も書かなかったように思う。 
  
    
         絵手紙は心の絆になり得るか?・・・・         
         

           私は彼と自分に対する応援歌のように・・。

           彼も自分自身の生ける証しとして書いていたのでは・・・。




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by kame0401 | 2010-05-06 16:01 | 絵手紙春秋 | Comments(3)

Commented at 2010-08-15 22:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kame0401 at 2010-09-07 13:17
有難うございます。三沢岳は本当に素晴らしい山ですね。山友達のY君は伊那のオリンパスに勤めていた関係でこの山をよく知っていたのです。51年前のことですね
私は78歳、私も三沢岳に散骨して欲しいですね・・・
Commented by kame0401 at 2010-09-19 13:22
三沢岳のこと、山馬蝗のこと、貴方のコメントを入れてブログに書きました。事後になりましたが、ご了承くださるよう、宜しくお願いします。