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天空の鏡台

        天空の鏡台   時代を写すかその鏡


        近頃全面鏡張りのビルがあちこちで見られるようになった。金属酸化物を塗布してマジックミラーのように
        中からは外が見えるし、熱線を反射するので冷房費が安くなるというものらしい。ただ安全性も考慮され
        ていると思うが地震などの災害に大丈夫なのだろうかと心配になる。

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         新梅田シティのスカイビルは40階173mのガラス張りビルである。

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         見る位置で写るビルが変わり、そこに描かれるのは抽象画のようにも見えるので面白い。
         意味不明の歪んだ映像は、ある意味で時代を映していると言えるのかもしれないと思う。
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         梅北のグランドフロントと呼ばれる新しいビ群が出現して景色が一変した感がある。上の写真は、そこ
         から見下ろした風景で、さらに北側に現在開発が進行中の広大な空地が広がるのである。
         いま私が立っている新しいビル群も含めて、この一帯は元梅田貨物駅跡地で、大阪駅北側にあった
         鉄道省時代からの広大な敷地はいまや完全に消え去ろうとしている。いまヨドバシカメラのビルが建って
         いるところは鉄道省のビルがあり、当時は省線電車と呼んでいた。JRの前の国鉄更にその前の話で
         ある。
         戦後大阪駅の南側の戦災跡地には大きな闇市が開かれ、私などは目を輝かせてめぐりり歩いたもの
         である。銀シャリの握り飯が純白に輝くのを見て、我が家の菜っ葉雑炊との色の違いにびっくりしたのを
         今も覚えている。なにしろ蚕のように緑色のウンコをしていた私にはあの銀シャリの白は強烈だった。
         確か銀シャリが一つ10円だったような記憶があるのだが自信はない。大阪駅では毎日のように運ばれ
         てくる闇米を官憲が摘発するようになると、やがて大阪駅に到着直前に汽車の窓からヤミ米の袋を次々
         と投げ落とし、それと連携した線路際で受け取り役の闇屋が活躍するようになった。官憲と摘発を潜り
         抜ける闇屋との闘いは日々進化をし、戦後の混乱の中で逞しく生きる庶民の姿を私は見た。
         梅田の地下街も次々と拡張され今は迷路のようになっているが、当時は唯の狭い地下道でしかなく、
         沢山の浮浪者がたむろしてそれは汚かった。そんな時代を知る者にとって、今の梅田界隈は正に隔世
         の感がある。

by kame0401 | 2014-02-25 20:18 | カメラの眼で | Comments(0)

初期伊万里の皿

        初期伊万里芙蓉手銀杏紋の皿   
                                            私のガラクタ美術館(28)
 

        今回のガラクタ美術館は先の阪神淡路大震災の際に割れて不揃いになった初期伊万里の皿である。
        径14.5センチ、高さ3、5センチで、高台は5センチ所謂1/3高台と言う初期伊万里の特徴をもち私の
        大のお気に入りの逸品である。
        
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        初期伊万里は秀吉の朝鮮侵攻の際、連れ帰った朝鮮陶工が伝えた匠の技で作られてものだという
        料理を盛り付けると食卓の中で際だって目を引き、私を嬉しくしてくれる逸品である
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        この初期伊万里の皿は結構高かったが、大事に蔵入りさせるより普段に佳いものを食卓にと思い使って
        いたため震災の被害に遭ったのだが後悔はしていない。五枚のうち一枚は修理不能だったが、二枚は
        欠けた皿の縁を自分で金繕いして今も普段に使っている。
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        コバルトの発色も日本では柞(ゆす)の木の皮の灰を釉薬に使うことで少しくすんだ味が出ているのだという
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        中国景徳鎮の完璧な造形と純白な色に対し、朝鮮李朝の流れをくむ初期伊万里は造形も柔らかく、濁った
        米のとぎ汁の白と評され、日本人好みの枯淡の味わいを持っている
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        中央の紋は「三つ銀杏紋」とよばれる銀杏の葉を三枚合わせたものである


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by kame0401 | 2014-02-18 15:34 | 私のガラクタ美術館 | Comments(0)

の付き記念日に思う

    「の付き記念日」に思う 


    「の付き記念日」とは建国記念の日のように特定できない日を意図的に定めた記念日である。2月11日は戦前
    の紀元節であり、神武天皇が即位した日を無理やりこじつけて制定したものである。それは日本が神武建国以
    来天皇の国であることを意味していた。

  
    戦後の新憲法で天皇が象徴になっても、祝日として残されたが流石に2月11日の歴史的裏付けが無理だとして
    「建国記念日」として「の付き記念日」になったのである。しかしの付きの記念日であっても、天皇中心の建国
    記念日は民主主義国家の日本とは相入れない記念日である。8月15日をこそ新生民主国家日本の建国記念日
    とすべきではないだろうか。8月15日は を付ける必要のない正真正銘の記念日である。

    敗戦後の日本人が自らの手で、戦犯を裁き、他国に及ぼした過ちを真摯に反省していれば現在のような日本には
    なっていなかったのではないか。学校現場で日の丸や君が代をが強制される時代になった責任の一端は我々にも
    あると痛感せざるを得ない。建国記念の日反対の集会に参加しデモで難波まで歩きながらそのことを考え続けて
    いたことである。

    私が私であるために此処にいるのだと・・・・・・・・・・・



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by kame0401 | 2014-02-11 20:15 | kameの独り言 | Comments(2)

ロマネスコ

        ロマネスコ と Fibonacci   悪魔の野菜の美 

        先日市場で見つけ、その美しさに一目惚れして買求めた野菜「ロマネスコ」はアブラナ科のカリフラワー
        やブロッコリーの仲間らしい。早速ネットで検索を掛けるとこのロマネスコは、幾何学的に配列された花蕾
        は規則正しいらせんを描いて円錐をなし、この小さな円錐の部分と全体が自己相似になるフラクタル構造
        をしており、配列した蕾や円錐の数はフィボナッチ数に合致するとかで有名なものらしい。フィボナッチや
        フラクタル構造で検索すると、このロマネスコが必ず典型的な例の一つとして紹介されているほどである。

        自然が創り出す黄金比の美しさは見事と言う外なく、このロマネスコが悪魔の野菜とか、神が人間を試す
        ために創った野菜だとか謂われるのも頷かざるを得ない。これを美しいと感じるのは難しい数式に裏付け
        られているからだとはこれまた驚きである。造化の天工を前にただただ脱帽である。

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       ネットから引用の参考資料をもとに書くと、 フィボナッチ数というのは,
          1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,・・・・・・・
       となる数で、これらの数は,初めに1,1をおいて,最後の数とその前の数をたした数を次の数としている。
          1,1
          1+1=2
          2+1=3
          3+2=5
          5+3=8
       花びらや葉っぱ、貝殻の螺旋、生物の手足の比率など、 世の中には規則性がみられるものがたくさん
       あり、もし、これらがある共通法則に基づくとしたら、それはとても面白いことで

          1,1,2,3,5,8,13,21,34,55.89,144,233,377,610,・・・・・・・

       と続くこの数列はイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見した、「フィボナッチ数列」と呼ばれる。
       この数列がユニークなのは「ある数字を、右隣の数字で割ると0.618、左隣で割ると1.618」になる点で、
       0.618(と1から差し引いた0.382)は黄金比としても有名でな数字になる。
       黄金比は建築、美術、音楽、工業デザインなどに広く取り入れられているが、もともと自然界に普通に
       存在していた比率であり、花びらが3枚、5枚、あるいは葉っぱ8枚、木の枝が13に分かれているなど、
       自然界に参照例はいくらでもある。 植物の葉の配置は光合成の光を効率的に受けるためで、 進化の
       過程で獲得した組み合わせを人が美しいと感じるのは、大自然の法則の裏に神を感じているからでは
       ないだろうか。
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       Appleのロゴマークが美しく我々を魅了する理由は、その曲線を分析すると1,2,3,5,8,13の円で
       構成され、まさにフイボナッチ数列の美しい比率に裏付けられたデザインだからだという説があ


by kame0401 | 2014-02-04 11:44 | カメラの眼で | Comments(0)