春の女神 ギフチョウ

   春の女神 ギフチョウ

50余年振りに春の女神ギフチョウに出逢った。その美しい姿に忽ち往時が蘇えり、心が躍った。
しかし、そこには、いまは蝶を写真に撮ることに専念している自分がいた。

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カメラの向こうには、草も木も蝶も全てが命の輝きに満ち溢れていた
当時憧れていた山岳写真家田淵行男の蝶の写真を想いながら夢中でシャッターを切った


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折からの風に舞い散る山桜の花むしろの上に、憧れの女神は舞い降りた


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女神が吸蜜に訪れているのは、この時期道端にひっそりと咲く「シハイスミレ」の花


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スミレの花から飛び立つ一瞬に見せる女神の羽衣は、この上なく美しい


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吸蜜に懸命の女神は、美しい羽をいっぱいに広げ、春の陽光を享けて輝いている

しかしこの女神は、いまや絶滅危惧種とみなされ、各地で天然記念物に指定されている。
自然破壊が最大の原因だが、虫屋と言われるマニアの乱獲の影響も見逃せない。
かくも美しい女神を育んだ日本の自然に感謝し、その永遠なることを希うばかりである。

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以前このブログでも紹介した、私が敬愛する田淵行男が著書「日本アルプスの蝶」の巻頭に記した
「祖国日本の山に」 捧げるとした文章を再びここに紹介しよう。

    九種までも  美しい蝶をはぐくみ
     
     私に自然への指向を慫慂し
      
      消えることのない希望の灯をともしつづけた
       
       恩寵深い 祖国日本の山に
        
        限りない回想と感謝を込めて捧げる


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by kame0401 | 2012-04-29 14:30 | カメラの眼で | Comments(0)

山馬蝗琵琶湖周遊の旅

    山馬蝗琵琶湖周遊の旅     旅のつれづれに(15)

戦中戦後の激動の時代に育った私達は、尋常小学校に入学して卒業するときは国民学校。
旧制中学に入学したが、戦後の学制改革で途中から新制高校になり、ここでも6年間を共に過ごした。
その高校時代、悪ガキ仲間が集まり「山馬蝗(さんばこう)」という名の会を結成した。このことは
以前に、このブログにも書いたことがある。それ以来60余年交友を続けている仲間である。
東京から来たT夫妻を京都で出迎え、大阪のM夫妻と6人で琵琶湖周遊の旅を愉しんだ。
遅かった今年の桜は、湖北で丁度満開を迎え、近江八景の内、四か所を 「 ① 暁霧 海津大崎の岩礁
② 深緑 竹生島の沈影   ③ 春色 安土・八幡の水郷  ④ 月明 彦根の古城 」 の順に巡る旅で、
最後の彦根城まで桜三昧の旅を満喫したことである。 コースターに描いた旅の寸描を

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  湖北・海津大崎の桜は今まさに満開、岩礁の上の早緑の淡い色も美しい

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  竹生島、ここも桜は満開 、 「かわらけ投げ」も鳥居を超えて琵琶湖までとどき所願成就?間違いなし

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  北琵琶湖の湖岸のホテルの窓からは、この絵には描いていないが、右遠くに伊吹山も望まれた

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  近江八幡の水郷巡りは、春霞の静かな葦原に櫓の音だけが流れ、湖岸にはキジやカモの姿が 

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  近江八幡・八幡濠は、蔵の白壁、桜のピンク、柳の緑が水に映えて美しい 

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  彦根城は夜来のの雨で、桜の幹が黒く浮き上がり散り初めし桜の風情はまた格別のもの

by kame0401 | 2012-04-23 15:46 | 旅のつれづれに | Comments(0)

春よ鯉、早く鯉・春の小川は恋の春

   春よ鯉、早く鯉・春の小川は恋の春

我が家の近くの大正川は、いま鯉の産卵期を迎えて大騒ぎである。、まあこんなに沢山何処にいたのかと驚くばかり、狭い川を右往左往するのは冬の休眠から覚めた鯉たちである。60センチはあろうかという大きな鯉が群がりバシャバシャ水飛沫をあげてあちらでも此方でも産卵行動を繰り広げている。

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こんな大っきい奴は食えんし、それより早よ卵が孵ってくれんかいな・・・・・という顔で、それにしても
喧しい奴らやなと呆れている白鷺。 これは絵になる!絶好のシャッターチャンス049.gif

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写真を撮っている私に、眼を向け口を尖んがらせて
 「何すんねんな」 「観んといて!恥ずかしいさかい」  「撮ったらあきまへんで!」   
これは、若しかしたら船場の「こいさん」かも ・・・・・済んまへんな、堪忍してや028.gif

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by kame0401 | 2012-04-17 15:44 | カメラの眼で | Comments(0)

桜満開

   満開の桜中ただ一点

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満開の桜を見に行ったとき、私は必ず太い幹の下の方を探す。
注意して見ると、そこには幹に直接ポッンと一輪咲いている花が見つかる。

群れないで我一人、自身の春をを咲き誇っている姿が好きなのだ。

それは、天の邪鬼な、へそ曲がりの自分を重ね合わせて観ているのかもしれない・・・・・・

来春も咲くであろう此の桜、あと何回観ることが出来るのだろうか、そんなことを考える歳になっている
自分を見つける桜探訪でもある。


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by kame0401 | 2012-04-11 06:40 | カメラの眼で | Comments(2)