kame誕生記 

   kame 誕生記    kameの独り言(18)

1932年4月1日生れの私は、今日3月31日で満80歳になった。よくもここまで生きてこれたものだ。
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先頃、東京にいる中学時代からの友人から電話があり、久し振りに逢いたいなと言う話しになり、大阪の
同じく中学時代からの友人夫妻と共に、近日琵琶湖周遊の旅を計画している。
中学時代からということは、68年来ということになるわけで、勿論家内との付き合いより遥かに古い。
戦中戦後の激動の時代、価値観の逆転するのを肌で感じた我々世代は、今となっては得難い体験をした
わけである。明治維新より大きな変革の時代だったと言えるのではないだろうか。

話を戻すが、60有余年来の友人は、私にとって何物にも代えがたい宝物であるが、誕生日を迎えるたびに
思うことがある。
それは、私の誕生日4月1日は、早生まれの最終日である。歴史に「若し」は無いと言うが、若し私が2日に
生まれていたら遅生まれで次の学年になるわけだから、私の人生が大きく変わっていたことは確かである。
私の両親も4月1日が早生まれだとは知らず、役場から就学通知が届いて驚き「Sちゃん今年から学校やで・・・」というような始末だった。

3月31日に満6歳になっていたわけだから当然なのだが、お袋が脚気で母乳を飲ませることが出来ず、お米を粉にして作った重湯を飲んで育ったのだと、後年よく聞かされた。そんな形で育った私は、入学の前年に 腸炎を患って死に損なった虚弱児だった。その小さな私がランドセルを背負って登校する姿を見て、すぐに「カメ」という渾名が付けられた。大きなランドセルから短い足が出てちょこちょこ歩くさまは、まさにカメである。以来同級生とともに進学した中学でもこの渾名は付いてきた。ついでに思い出したが、当時教科書やノートに書いた名前は「フジモト」ではなく「フヂモト」とだったことを。
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最近小学校時代の成績通知簿が出てきた。6年間通しの物で成績とともに、身体検査の記録も載っている。  残念ながら入学時の記録は無いのだが、2年生の身長が109.4センチ、卒業時のそれは126.5センチとある。
一年に平均4センチぐらいしか伸びていないわけで、これから判断して1年入学時は精々105センチたらず
だったのではないだろうか。小学校から中学でも、いつも一番背が低く、その後食い盛りを戦後の食糧難の時代に過ごした私である。
これがkame 誕生秘話である。

なお通知簿の成績欄は恥ずかしくて公開出来ないが、そこそこの成績だった。肉体が弱小だったのにも関わらず、頭脳は最年少という不利な状況を享けても、必死に背伸びをして成長しようとしたことが窺えて面白い。
精神は、むしろハングリーな状況の方が強く逞しく育つことは確かである。

いま思えば、4月1日に私を生んでくれたお袋に感謝しなければと思っている。
私を逞しく育んだあの時代、あの得難い体験と素晴らしい親友は、この日に生まれたお蔭だとつくづく思う今日 この頃である。

「kameの足跡きのう今日」と題したブログのなかで、書き続けてきた諸々の人生記録は、まさに1932年の   4月1日から始まり、これからも遅々とした足跡を残して行こうと思うのである。

私のガラクタ美術館の李朝白磁の徳利に双耳盃で、今日はそんな自分に乾杯するとしよう。
酒は東京のその友人が送ってきてくれた思い出深い奥多摩の銘酒、この日のために1本残しておいたのを   封を切ることにする。
遅い今年の桜も、東京の友人と再会する頃には琵琶湖畔でも満開を迎えることだろう。

by kame0401 | 2012-03-31 12:17 | kameの独り言 | Comments(0)

水温む  大正川  カメラは視た(20)

   水温む  大正川

我が家の近くを流れる小さな大正川にも春が訪れを感じるようになった。
風はまだ冷たいものの、水の温みを感じ取ったヒドリガモが盛んに水浴びを始めたのだ。
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翅を震わせ、水しぶきを揚げる
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ときには水に潜らんばかりの勢い

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観ていても愉しそうで、飽きない光景である


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飛び上がらんばかりに、大きく翅を広げて得意そうにさえ見える、観てくれと言わんばかり

河の縁にはイヌノフグリの可愛い花も咲き、春はすぐそこまで来ているのを感じる今日この頃である。

by kame0401 | 2012-03-20 16:08 | カメラの眼で | Comments(0)

私のガラクタ美術館(14)  漆桶

     漆桶    私のガラクタ美術館(14)  

漆の木の幹から掻き取った樹液を蒐めるのに使うのが、この漆桶で掻き樽などとも呼ばれている。


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口径が10センチ高さが13センチの小さなものだが、長年使われて漆の樹液がこびりつき、
得も言われぬ風情を醸している。茶花を生ける花器として珍重されているレッキとした骨董品である。
わがガラクタ美術館の蔵品の中でも、お気に入りで、我流で花を生けるのに良く使っている。

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庭の椿を入れてみたが、壁に掛けても良く合うのが、この漆桶の不思議だ。

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by kame0401 | 2012-03-14 10:18 | 私のガラクタ美術館 | Comments(1)

街角寸描(4)  伊丹の酒蔵

街角寸描(4)  伊丹の酒蔵

伊丹は酒処で、街のそこここに酒蔵があり絵心を誘われる風景が多い。伊丹能の間を抜けて街角探訪。
いずれも、パソコンで処理をして 「切り絵」 風に加工してみました。
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旧岡田家住宅で、江戸時代前期からの酒造家の歴史を今に伝え、重要文化財に指定されている。

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旧岡田家住宅を逆方向から見たもの。

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小西酒造の長寿蔵。 山は富士、酒は白雪で売り出している伊丹の酒蔵。

by kame0401 | 2012-03-06 20:10 | 街角寸描 | Comments(0)