朝鮮朝顔    カメラは視た(8)


朝鮮朝顔 ~ 夏の夕べの変幻 ~

<別名> まんだらげ(曼荼羅草)  熱帯アジア原産、江戸時代に薬用で栽培。
        葉を曼荼羅葉と呼んで、ぜんそくの薬とするが、猛毒で中毒すると
        苦しんで暴れまわると言う。 (牧野 新日本植物図鑑より抜粋)

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13寺19分   いよいよ咲き始めます。

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13時46分   色がますます綺麗な濃い黄色をになります。

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14時22分   これは蕾、明日の夕刻に咲くはずです。
          まだ苞に包まれている蕾の中に、少し大きくなった花びらが透けて見えますね。

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17時28分   ナント、あの黄色い色が消えて白くなります。
          この頃になると、得もいわれぬ良い香りが漂います。

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18時14分   花びらが開き始めて、優雅な姿を見せます。

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19時42分   すっかり開いたもの、これも一夜限りの儚い命です。

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19時46分   なかを覗きこむと、おしべとめしべが優雅な香りに包まれて。


          わが家のベランダ花苑の妖花です。
          これからも、蕾が次々と大きくなり愉しませてくれるでしょう。





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by kame0401 | 2010-07-27 01:00 | カメラの眼で | Comments(0)

梅雨が明けると蝉しぐれ  絵手紙春秋(3)




     梅雨が明けると蝉しぐれ



梅雨明けと共に、朝からクマゼミの大合唱。いよいよ夏の真っ盛り・・・
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しがらみから解放されて自由に生きたいと思いつつ・・・
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ひと夏の自由とはいえ,自分の殻から抜け出して、飛び出す勇気を・・・
しかし、その蝉も、地中に7年も我慢した挙句の飛躍という訳か・・・
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by kame0401 | 2010-07-21 00:00 | 絵手紙春秋 | Comments(0)

しのぶもぢずりだれゆえに  カメラは視た(7)



   しのぶもぢずりだれゆえに


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  陸奥の 忍ぶもぢずり たれゆえに 乱れ染めにし われならなくに       河原左大臣

  古今集にある有名な歌です。作者の河原左大臣は源氏物語の光源氏のモデルとされる源融です。


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芝付(しばつき)の 御宇良崎(みうらさき)なる 根都古草(ねっこぐさ) あひ(逢)見ずあらば われ恋ひめやも万葉集 東歌 巻14‐3508

 「芝付き」と詠んでいるのは、この草が芝の生える野に自生する様子を見事に捉えている。


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  万葉の時代から人々に愛され親しまれて色んな名前で呼ばれてきた。
 
   根都古草(ねっこぐさ)
   捩摺草(もぢずりそう)
   文字摺草(もぢずりそう)
   捩花(ねじばな

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 ラン科・ネジバナ属の植物
  学名はラテン語で表記します
      Spiranthes  sinensis
         属名のSpiranthesは「speira(らせん)+anthos(花)」
         種名のsinensis は「支那(中国)産の」

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  草丈わずか20センチにも満たない草花で、雑草として扱われることが多い。
  僅か2~3ミリの小さな花だが、しかし、れっきとしたランの花で、らせん状に連なる様子は見事という外ない。
  この花がもっと大きければ、人々は、さぞかし持て囃すであろうに・・・

  いやしかし、万葉の昔から日本人はその可憐さゆえに愛し歌に詠まれてきたのだろう。

   やはり野に置け捩摺草(もぢずりそう



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by kame0401 | 2010-07-15 01:00 | カメラの眼で | Comments(0)

生沢朗と山の絵と能舞と   旅のつれづれに(2)



     生沢朗と 山の絵と能舞と



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井上靖の小説「氷壁」が新聞に連載(1956~57)され、生沢朗が担当した挿絵の筆致に
魅せられたのは、私だけではなかっただろう。
生沢朗に憧れていた私は、山登りのとき、大きなキスリングザックにスケッチブックを挟んで、
休憩のたびに山の絵を描いていた。
同じ山仲間の友人も、生沢朗のような筆致で描けたらなぁ~とため息をつきながら…

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     50歳近くなって、海外の辺境を旅するようになっても、小さなスケッチブックは忘れ
     なかった。 1994年に念願のアンナプルナ内院を目指した時もやたら描きまくった。
     
     アンナプルナ・ベースキャンプは、内院と言われるだけあって360度の展望は
     7千、8千メートルの名峰が屏風のように取り囲み、ヒマラヤ襞の氷壁に飾られた
     峰々は、圧倒的な迫力で迫ってくる。
          
     どの絵にも、ただただ感動の渦の中で夢中で筆を走らせた記憶がある。  

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                                              ANNAPURNA Ⅰ 8091m
  
     ヒマラヤ山脈は、5000万年前インド大陸がアジア大陸に衝突し、下に潜り込んだ
     ために隆起したと言われている。その為頂上近くにはイエロー・バンドという石灰岩
     の化石の層があり三葉虫などの化石が見つかるそうである。
     ヒマラヤはかって海の底だったと言われ、大陸移動説の証人でもあるのだ。
     地球の壮大な歴史とロマンをも秘めているのである。

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                                       ANNAPURNA  DAKSHIN  7219m


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                                         GANDHARBA  CHULI  7010m


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                                                  HIUNCHULI  6441m


 
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<余録> 生沢朗の描いた能舞

生沢朗が能舞を描いているとは、つい最近まで知らなかった。
私は、能舞台寸描と称して落書きをしているが、憧れていた
生沢朗の一面を知り、改めて親しみと不思議な縁を感じている。



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by kame0401 | 2010-07-09 01:00 | 旅のつれづれに | Comments(0)

雨が似合う合歓(ねむ)の花   カメラは視た(6)



     雨が似合う合歓(ねむ)の花




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   象潟や 雨に西施が ねぶの花     芭蕉

 

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そのすがた 人にうつすや ねぶの花     千代女



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休らへば 合歓の花散る 木陰かな     虚子




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雨の日や まだきにくれて ねむの花     蕪村



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乳牛の 角も垂れたり 合歓の花     碧梧桐


             
「蛇足」
夕まぐれ ほむら(炎)群れたつ ねむの花    天山



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by kame0401 | 2010-07-03 01:00 | カメラの眼で | Comments(0)