カテゴリ:能面雑話( 35 )

能面展案内

               能面展案内

            準備不足のまま案内葉書が出来上がってきた。 あとひと月余り、これは少し慌てなければ・・・・・・・
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            写真の能面は「若女」で出目友水という江戸時代の能面作家のものを私が模写。
            お忙しい方もそれほどでもない方も、会期中出来れば一度覗いて頂ければ幸甚です。

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by kame0401 | 2016-09-16 17:13 | 能面雑話 | Comments(1)

遺憾選外



                  遺憾選外

                  先般某能面公募展に応募していた能面「小尉」が還ってきた。
、                 今回の公募は能「養老」のための「小尉」ということで遺憾ながら選外ということだった。
                  私の「小尉」は能「蟻通」のために打ち舞台で使ってもらったもので「養老」には合わない
                  のは当然なのかも知れない。
                  奉納先の蟻通神社から公募展のため一時的にお借りしていたものだから改めて神社に。

                  「かき曇りあやめも知らぬ大空に、ありとほしをば思うべしやは」 ・  能「蟻通」より   
                  「ありとほしをば・・」即ち「星が有るとは・・」と蟻通に懸けて言葉遊びするところなど絶妙だ・・・
                  天空の星は太陽が燦燦と降り注ぐ青空でも、群雲が立ち込める雨空にも存在している。
                  ただ人間の目には見えないだけである、見えないからと言って存在しない訳ではない。
                  世の中には見えないものや、見えていないものが沢山あるのだろうな・・・
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by kame0401 | 2015-09-09 13:53 | 能面雑話 | Comments(0)

なにわ芝能  「井筒」 シテ山中雅志師

         なにわ芝能 「井筒」    シテ山中雅志師 2014.11.2  中之島公園


        この能「井筒」に使われた能面「若女」は私の旧作で山中家に納まり、雅志師に気に入られて何度も
        舞台を務めている。なんとも幸せなひと時であるが、良いショットをカメラに収めるのは至難の業である。
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        舞台写真を撮影するときに、演者や観客の邪魔にならないようにすることが求められるが、中でも
        カメラのシャッター音が雰囲気を壊し迷惑をかけるのである。そのため新しく買い替えたこのカメラは
        シャッター音の全くしないという優れ物であるが、同時に暗い処でも結構撮れる暗視カメラでもあり、
        盗撮にも威力を発揮すること間違いなしと言う代物である・・・・「deba-kameの足跡きのう今日?」

by kame0401 | 2014-11-04 15:27 | 能面雑話 | Comments(1)

河内湖にびっくり

      河内湖にびっくり  

   
                
能面展終わりました・・疲れました

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          外人もびっくり、日本人もびっくりの河内湖  時空を超えた眼で謡跡を探る企画は大成功。
          来場者400人の盛況で、通りがかりの若い人が意外と能に興味を示してくれたのは嬉しい収穫だった。
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          来客席の後ろには能面袋を市松模様に並べてみました。伝来の能面を納める袋は古来から
          特別な扱いを受け、貴重な能装束の古くなったものや金襴緞子の帯布が使われ、ボロボロに
          なっても能面と共に大切に伝世されてきたものが多い。
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          私の能面袋コレクションには母が愛用していた擦り切れた帯や、その右隣は以前「平家物語」
          をテーマにしたときにネットで手に入れたもので、平家の「揚羽紋様」の古布は、文化三丙寅年
          三月吉日と墨書された木製の御幡筐に入り、包まれた和紙には下掲のように書かれていた。
          平家ゆかりの寺院で使われていたものではないかと推察されるもので我が家の逸品である。
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by kame0401 | 2014-10-28 14:36 | 能面雑話 | Comments(2)

能面展を創る

        能面展を創る  ー大阪は湖だったー    

         能面を作るのものも大変だが、能面展を創るのはもっと大変だ。テーマを考え、そのテーマに
         沿って展示をするのは至難の業である。
         今回の「浪速ゆかりの能を探る」では、「大阪は湖だった」というキャッチフレーズを掲げ、時空を
         超えた眼で謡跡を捉えることを試みた。それなりに斬新な能面展になったのではないだろうか

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by kame0401 | 2014-10-23 12:50 | 能面雑話 | Comments(0)

鵺塚と大阪港紋章

           鵺塚と大阪港紋章


         大阪は都島の商店街のほとりに「鵺塚」がある。平家物語に出てくる源三位頼政の鵺退治は京都
         であるが、射殺された鵺は笹のうつぼ舟に乗せられて流され、淀川を下って当時淀川デルタの末
         端の一つだった都島のこの辺りに流れついたものだろう。祟りを恐れた当時の人は「鵺塚」を作り
         霊を慰めたと言う。
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         今年の能面展は「浪速ゆかりの能を探る」と言うことで、あちこちの謡跡を訪ね歩いた。 能曲「鵺」
         ゆかりの「鵺塚」は由緒ありげな楠の大木が茂り、訪れる人もなく静かな佇まいを保っていた。写真を
         撮っている時ふと「大阪港の紋章」というパネルがあるのに気が付いた。正面右の黄色いパネルが
         それだ。

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          1980年にフランスのル・アーブル港と姉妹港提携にあたり、この紋章が作成されたと言う。
          大阪港の紋章のシンボルサポーターに鵺が選ばれたのは、上記の鵺塚が当時の河内湾・河内湖
          のほとりにあり、大阪湾にゆかりのある動物だったからであり、これは面白く良い選択だったのでは
          ないだろうか。
          この紋章の作成には紋章学に詳しい森護氏(1923~2000)が参画しているとのことで、鵺は頭が
          猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇と言う妖怪であるが紋章では胴が獅子に変えられている。また紋章
          中央上部には以前の大阪市庁舎の「みおつくしの鐘」で知られる尖塔が描かれているのも懐かしい。

by kame0401 | 2014-10-21 20:02 | 能面雑話 | Comments(2)

能面展のお知らせ

      能面展のお知らせ




          「大阪は湖だった」 
     浪速ゆかりの謡跡の今昔  -上町台地と河内湖ー


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         昔むかし大阪には河内湖と言う大きな湖があったことをご存知ですか

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by kame0401 | 2014-10-15 19:15 | 能面雑話 | Comments(0)

翁の微笑

           翁の微笑  元旦は冥土の旅の一里塚 目出度くもあり目出度くもなし

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                                         「翁」

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                                         「黒式尉」


         お正月と言えば「翁」と「黒式尉」である。天下泰平を祈願し各地のて神社の能楽堂では「翁舞」が奉納さ
         れる。篠山の春日神社の翁舞は年末の除夜の鐘が鳴る深夜に年明けに掛けてそれは始まり、地元の
         人々の投げるおひねりが舞台に舞う。黒式尉は能舞に続いて五穀豊穣を祈り舞われる「三番叟」に使わ
         れる面である。


         天下泰平・五穀豊穣これは簡単なことではない。世界が自国の正義を振りかざしている限りは泰平な
         地球は望めないし、異常気象に加えて放射能や汚染物質を撒き散らす国のある中では五穀も豊穣とは
         いかないのである。

         写真の翁は以前にも紹介したことがある結構古いもので、私の所へ来るまでにどのような経歴を持つ
         ものなのか知る由もないが、我が家では毎年正月になると床に飾って天下泰平を祈ることにしている。
         黒式尉は、以前にある狂言師から修理を頼まれた際に修理の記録としてに写した本面で、存在感の
         ある魅力的な黒式尉だった。 許しを得て写しを打つたが、本面には到底及びもつかないものでしか
         なかった。

by kame0401 | 2014-01-17 11:48 | 能面雑話 | Comments(0)

若女の素顔

          若女の素顔


         「若女」は数ある女面のなかでも最も女らしい能面であり、それはまた最も捉えにくい女面の筆頭でもある。
         どんなに彫刻に工夫を凝らしても実像からは程遠く、どんなに彩色に苦心を重ねても嘲笑うがごとく遠のく
         のがこの面である。特徴のある能面は難しくもそれなりに捉えどころがあるが、特段の特徴がないこの若女
         は実に捉えどころのない厄介な面なのである。
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         「若女」の面は二十歳そこそこの若く美しい女を現していると謂われるが、面を傾けていくとあの恐ろしい
         「般若」の姿が垣間見えるのは不思議である。般若は決して想像上の姿ではない。女の中に潜む心の闇を、
         その優しい女の表情の変化の中に見出し、見事に造形化したしたものなのである。       
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         尋常の彩色では巧く仕上がらないので、パソコン上で遊んでみることに・・・・・・・         
         単純化した方が若女の実像に迫れるかも・・・・・・・・
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         最新作のこの「若女」が果たして舞台で使えるかどうか、いつもご教示を頂く能楽師の眼は厳しいからな・・・・

by kame0401 | 2013-12-03 19:27 | 能面雑話 | Comments(0)

ローソク能「弱法師」

             ECOろうそく能「弱法師」
  


         2013.6.15  山中能舞台    シテ 山中雅志師

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by kame0401 | 2013-07-20 15:52 | 能面雑話 | Comments(0)