2012年 05月 08日
阿吽の能面 原発を無くそう
阿吽と言うと狛犬さんを思い浮かべるが、能面にも阿吽の能面がある。小獅子と小癋見がそれである。
阿吽は仏教の呪文(真言)の一つで、梵字で阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す
最後の音だと言われる。
阿吽は「宇宙の始まりと終わり」を表す言葉だともいわれる。 また阿吽は、それぞれ「真実や求道心」と
「知恵や涅槃」を象徴しているとも。
5月5日は日本の原発が稼動ゼロになった記念すべき日である。奇しくも子供の日であるこの日を、
日本の未来を託す子供たちのために原発の無くす出発点・記念日にしたいものである。
「小獅子」
「小癋見」
古来、山門の仁王像、神社の狛犬、沖縄のシーサーは,いずれも阿吽の姿で我々を守ってきてくれた。
この阿吽の能面も観るからに頼もしい面構えで頼りになりそうである。
阿形の小獅子は、原発の真実を見抜き、今が日本の進むべき道の出発点なのだと、声を大にして
訴えている。
そして吽形の小癋見は原発廃絶の知恵を授け、口をへの字にして、平和な日本を希求し原発廃絶の
決意を、象徴しているのではないか。
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