前立腺癌と虫塚と育毛と

   前立腺癌と虫塚と育毛と  kameの独り言


先頃、私の母校である大阪府立茨木高等学校にて、「虫塚」の除幕式を行った。
正門を入って玄関脇にある創立100周年記念庭園の一角に建立されたこの虫塚が、
実はなんと私の前立腺癌と関係があるというお話。
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私は、2年前の1月に前立腺癌が見つかり、その年の11月に阪大病院にて治療を受けた。
それは「高線量率組織内照射」という放射線治療で、肛門と睾丸の間から針を十数本挿して、
前立腺にじかに強い放射線を当てると言うものである。
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上図のように、針を板で固定し、この固定した針を通じてイリジウム192という
アイソトープのカプセルを患部に送りこみ、4日間午前と午後の2回15分間の
放射線照射をするという訳で4日間はこの針だけは挿したままである。
仰向けに寝たままベツトごと地階の放射線科と病室を往復する毎日、24時間
カメラで監視され起き上がると針が刺さるから絶対に動いてはだめと言い渡
されていた。ところが、私は夢の中で便所に行こうとして不覚にも起き上がり、
途中で気が付きアッ!シマッタと想った処で眼が覚め、夢で良かったと苦笑い。

その時に思ったのが、これはきっと「虫の祟り」だと。今こうしてベッドに括り
つけられ針を沢山刺される羽目に陥ったのは、高校時代に私が昆虫研究部で
蝶を採集して標本にするため何本もの針を刺して展翅をした報いに違いないと。
その話を、翌朝主治医の女の先生にしたら、案の定笑われてしまった。

ようやく2週間の入院生活から解放された12月の初めに、母校の昆虫研究部の
創設75周年の記念集会が催された。私はそこでくだんの虫の祟りの話をして、
冗談半分で、供養に「虫塚」建立を提案したところ忽ち賛同する人が続出した。
こうしてひょんなことから75周年の記念事業として虫塚建立が決まったのである。

今年に入り、母校に建立が許可されると、そこからは、とんとん拍子で事は進んだ。
設計を依頼した会員の一人が描いた虫塚のイメージは、蝶が羽をたたんで吸水し
ている様を模したものだったが、、それも私達がその昔採集に通った能勢の山で、
待っていてくれたかのようにピッタリの石が見つかり、賛同者50余名から基金も
順調に集まり目標額を上回った。
こうしてヒョウタンから駒の記念事業「虫塚」は、思い出も深い母校の庭に晴れて
建立されたのである。

そして、除幕式の当日、前日までの土砂降りの雨も止んだ「虫塚」の周りを蝶が
盛んに飛び回っていたのは、実に印象的でもあり、嬉しいひとコマであった。
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虫塚余談になるが、私の前立腺癌の治療は、そのあと男性ホルモンを抑えるため
脳下垂体の性腺刺激ホルモンを遮断する注射を今も続けて受けている。 すると
女性ホルモンが優位になったためか、頭の髪の毛が次第に増えてきたのだ。
思わぬ育毛効果には驚いたが、思いがけない贈り物に勿論喝采。しかし、女性の
更年期障害のように、上半身は火照り、足は氷のように冷えるのには、少々弱って
いる。それもこれも、癌細胞撲滅のためと今しばらくは我慢我慢の毎日だが、その
ことを別の先生に相談したところ更年期障害の漢方薬を処方して下さった。
薬局で受け取ったそのお薬の効能書きをみると、「月経不順」とあるではないか。
虫塚三題噺の落ちは、こんな処でお粗末・・・・・・・・・・・・・

by kame0401 | 2011-10-18 20:05 | kameの独り言 | Comments(0)