鼻欠けの「深井」 能面雑話(17)

   
     鼻欠けの「深井」   能面雑話(17)  
   
    「能のある空間 実演尽し」 山中ガショウ師  9月25日 山中能舞台 
  
   当日の実演で、仕舞「海士」に使われた能面は、越智作「深井」の写しで、
   私の旧作の一つ。桐を使い、鼻も少し欠いて雰囲気を出そうと試みてみた
   ものの、本面の茫漠とした表情を写すことは到底無理だったが・・・・。
   ともあれ、ガショウ師の熱演に応えることが出来ただろうか?


    その越智作と伝えられる深井は、白州正子の書「能面」にも載っているが、
   元は因州池田侯所蔵で、その後橋岡家を経て現在は、篠山の能楽資料館の
   所蔵になる名物面である。 桐で作られており、そのためもあってか鼻や顎の
   一部がかなり欠けている。
    橋岡久太郎師が「山姥」の前シテに、観世寿夫師が「藤戸」の前シテに使った
   という。

d0156718_17295938.jpg


d0156718_9285160.jpg


d0156718_9485018.jpg


d0156718_15481888.jpg


d0156718_11453573.jpg

by kame0401 | 2011-09-27 09:15 | 能面雑話 | Comments(0)